フッ素は自然界に普通に存在する元素の一種です。
フッ素を歯に塗ることで、むし歯の予防率がなんと 20~50 %も上がると言われています。
当院では、的確なフッ素を用いることで、安心・安全なむし歯予防を行っております。
フッ素は自然界のあらゆるところに普遍的に存在している元素です。
濃度は、お茶で 0.1~0.7 ppm、海の水でおよそ 1.3 ppm 、魚介類や海藻には2~10 ppm のフッ素が存在しています。
このフッ素には、むし歯を予防する効果があります。
歯の表面はエナメル質という硬い層でできています。
エナメル質は人体の中で最も固い組織で、その強度は水晶と同程度の硬さであると言われています。
エナメル質は97%がハイドロキシアパタイト(水酸化リン灰石)という成分でできていますが、この成分は酸に弱く、我々の口の中に住む細菌が産生した酸によりハイドロキシアパタイトは溶かされてしまいます。
これが進むと、いわゆるむし歯という症状になります。
フッ素がエナメル質を構成するハイドロキシアパタイトに作用すると、フルオロアパタイトという物質に変化します。
フルオロアパタイトは酸に強いという性質があります。
歯の表面のフルオロアパタイトが増えれば、むし歯菌の作る酸に溶かされにくくなるので、結果として歯がむし歯になりにくくなるのです。
フッ素塗布によるむし歯の予防率は、なんと 20~50 %にもなると言われています。
きちんとした濃度のフッ素を用いれば、体の健康を害することなくむし歯の予防につながります。